悩ましい便秘の原因と解消法とは

悩ましい便秘の原因と解消法とは

「便秘でいつもお腹がパンパン」「便秘による腹痛でつらい」このようにお悩みではありませんか?

便秘には様々な原因が考えられます。今回はつらい便秘について、原因と解決法をお教えします。

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【便秘の原因と仕組み】

<便秘への大きな誤解>
毎日便が出ないことを便秘だと思っていませんか?実は、それは大きな間違いです。2~3日に1回排便があれば便秘ではないとされています。ただし、1回あたりの出る量が少ない、コロコロとウサギのような便が出る、便が硬くて切れ痔になるなど便について気になることがあれば、それも便秘だと言えます。酷い人だと1~2週間全く便が出ない人もいます。しかし、便秘を放置しておくのは危険です。便秘に対して正しい対処法をとっておきましょう。

<便秘の原因とは?>
上手く排便が出来ない大きな原因としては、先ずは腸内環境が悪化していることが考えられます。ストレスや不規則な生活によって腸の動きが悪くなり、結果として便秘になってしまう人もいます。また、日頃から食べている食品の影響もあります。さらに、水分不足も便秘の大きな原因です。病的なものが原因となって便秘を引き起こすこともあり得ます。便秘には様々な原因が考えられますが、先ずは思い当たるところからひとつひとつ解決していきましょう。

<ストレスを軽減し生活環境を整えましょう>
ストレスでお腹が痛くなり下痢になる人がいる一方で、ストレスが原因で便秘になり肌荒れを引き起こす人もいます。このように、ストレスと腸などの内臓系は大きな結びつきを持っています。腸には神経が多く、外的要因でも刺激を受けやすい部分です。昼夜逆転や暴飲暴食など、不規則な生活を続けていると腸にも負担がかかります。腸の動きが悪くなって便を上手く移動することが出来なくなっていきます。ストレスだと感じるものから離れること、思い当たる負荷があれば軽減すること、ストレスを適宜発散することが重要です。

<水分不足は女の敵です>
喉の渇きを我慢することは身体に良くありません。現代人はパソコンなどでデスクワークをすることが増え、つい集中してしまい水分摂取が疎かになることもあります。水分が不足すると腸に溜まった便が水分を含むことができなくなり、便が硬くなり、便が詰まったまま出てこなくなってしまいます。また、むくみの原因にもなります。さらに、便秘によって体に余分な養分が溜まると体は何とか外へ出そうとして、結果的に肌荒れを引き起こす場合もあります。もちろん、男性にとっても便秘は深刻な悩みではありますが、美容やむくみに関して言えば女性にとって特に大敵となってしまうのです。

【便秘に効くと考えられているツボ】

<便秘点を刺激して腸の働きを活性化>
便秘の解消を促すツボが背中にあります。腰に両手を当てて、ちょうど小指が当たる少し上の部分です。便秘点と呼ばれるツボは2ヵ所あります。便秘点をゆっくりと指で押して刺激してください。大腸兪と呼ばれている腰の部分にある二カ所のツボも効果があると言われています。腸の働きを活発にし、便秘による膨満感やお腹のゴロゴロを抑えます。また、げりや腰痛、坐骨神経痛にも効くと考えられています。家族やパートナーに協力してもらうのも良いでしょう。

<おへそから指1本分上にあるツボ>
「水分」と呼ばれるツボは下痢や便秘にも効果的と言われています。余分な水分が排出されるのでむくみの改善も期待できます。

<気持ちの良いツボマッサージで便秘解消>
風池と呼ばれる首の一番上のくぼみにあるツボも便秘に効果的であると考えられています。血行促進、便秘、頭痛、肩こりにも効果があり、自律神経も整えます。

<どこでも出来るツボマッサージ>
耳たぶの真上、耳の入り口部分にもツボがあります。便秘解消だけでなく、ホルモンバランスも整えると言われています。

【便秘の際に気をつけたい食べ物の選び方】

<食物繊維はどれでもいいわけではない>
食物繊維にも種類があることをご存じでしょうか?食物繊維を摂取して便秘を解消したいのであれば、水溶性の食物繊維を選ぶことがより効率的です。消化されにくい食物繊維は逆効果となり、時に便秘を悪化させてしまうこともあります。

<オメガ3脂肪酸の摂取>

よく耳にする「オメガ3脂肪酸」。実はこれも便秘に効果的と言われています。オメガ3脂肪酸は青魚やエゴマ油などに含まれていることが多く、エゴマ油であればさっとかけるだけで摂取できるので便利です。青魚も現代人には不足しがちと言われているので積極的に摂取するようにしましょう。

<乳製品の摂取>
牛乳やヨーグルトなどの乳製品もやはり欠かせません。特にヨーグルトに含まれているビフィズス菌は腸内環境を改善する働きも持っています。ただし、乳製品を過剰に摂取するとお腹を下してしまうこともあり、また、カロリーも高いので注意しましょう。

<発酵食品も重要です>

キムチや納豆などの発酵食品も腸に良い影響を与えます。キムチはチャーハンに混ぜるなどで加熱はせず、なるべくそのまま食べることがより効果的です。納豆もしっかりと練ってから食べましょう。

<水分摂取は朝がおすすめ>

いつでもこまめに水分を摂取することが大切ですが、特に朝はしっかりと水分を摂取しておきましょう。朝のランニングやウォーキングも腸に良い刺激となる運動です。時間がない人は駅まで軽くランニングをするでも構いません。

<夕食は早めに済ませましょう>

夕食は遅くても20~21時までには済ませましょう。また、その時間以降の間食も控えましょう。夜は軽く食べて朝にしっかりと食べるという方法も便秘解消に役立ちます。

【便秘解消に効果的な体操】

<腹筋が弱いと便秘の原因にもなる>
もう若くはないからと腹筋をないがしろにしてしまってはいませんか?実は、腹筋は便秘とも密接に関わる部分でもあります。腹筋力が弱まると腸の働きが鈍くなり、便秘を引き起こす原因にもなります。腹筋をすることがつらい、続かないという人はお腹を手でマッサージするだけでも良いです。お腹を動かさないことが一番良くありません。

<うつ伏せになるだけでもお腹に刺激を与えられる>

体をうつ伏せにすることも便秘に効果的です。うつ伏せになって左右にゴロゴロと動くだけでも腸に刺激を与えることが可能です。小腸だけでなく、大腸も刺激されるので一石二鳥です。

<簡単なストレッチも積み重ねると大きな結果に>
一見、便秘には大きな効果がなさそうなストレッチではありますが、日々続けることでストレスが解消され、腸内環境を整える働きをもたらす場合もあります。ヨガや岩盤ヨガでも構いません。自分にぴったりのストレッチ方法を見つけ出してみてください。

<猫のような体操も効果的>

四つん這いになって猫のように背中を丸めたり伸ばしたりするのも便秘解消に良い体操のひとつです。この時、息を吐きながら背中を丸めて、息を吐きながら背中を伸ばすことがポイントです。

<サイクリング体操も最適>
寝転がった状態から足を天井に向けて突き上げ、自転車のように扱ぎます。音楽を聴きながら音楽に合わせてサイクリングをするのも良いです。また、実際のサイクリングそのものもストレス発散になり良い運動でもあります。

<体を大きくひねる体操も大切>

床に寝転がって片膝を曲げ、曲げた膝を胸に持ってきます。その際、ゆっくりと呼吸を整えてください。左右両方を繰り返したら、右側左側へと交互に膝を押し倒して体を伸ばします。動作はゆっくりで大丈夫です。深呼吸をしてリラックスを心がけましょう。

<シャチホコ体操もスッキリ快適>
うつ伏せに寝転がった状態で床に手をつき、頭と足をくっつけようと体をそらします。難しくてできない人は、上半身を上にそらすだけでも構いません。30秒ほどキープさせるところがポイントです。

【便秘を放置していると恐ろしいことになることも】

<中には便秘で死亡してしまう人も>
8週間以上便秘が続き、そのことが原因で心臓麻痺を起こして亡くなった人がいます。また、便秘と腹痛を繰り返していたにも関わらず、病院に通わずに市販薬に頼っていた人も腸閉塞で亡くなりました。腸閉塞は繰り返すこともあります。もちろん、病院の薬に頼っていれば良いというものでもありません。「これさえ飲めば」というような簡単な方法に頼り続けるよりも、自分から考えて運動をするなど腸内環境を整える工夫をこなしていった方が良いかもしれません。

<便秘の状態で感染症にかかるととてもつらい症状が出ます>
ノロウイルスなど、下痢を伴う症状が出た時に便秘も合併していると酷い腹痛を引き起こすこととなります。腸は痛み止めを注射で打つなどで対処をしても、簡単に痛みが和らぐものではありません。

<便秘が続くことによる悪影響>

しつこい便秘が続くと腹部の膨満感などによる不快感だけでなく、吐き気や怠さ、気分の落ち込みを引き起こすこともあり、腸内に長く留まった便から再び毒素が血液内に吸収されてしまうこともあります。

<下手な便秘対処法は癌の原因にも>
便秘と言えばセンナが有名ですが、センナには色素沈着を起こす成分が含まれていることもあり、これが原因で癌になることも研究で判明されています。簡単な方法ほど体へのリスクがあると警戒した方が良いのかもしれません。

【便秘が原因で起こるその他の症状】

<実はこれも便秘が原因かも>
便秘が続くと口臭がきつくなることがあります。また、体臭も強くなる場合があります。気にし過ぎも良くはありませんが、何となく臭いかもと思ったら食べるものを選んで便秘への対処も行っておきましょう。また、便秘が続くとガスも溜まりやすくなります。我慢は良くありませんが、便秘を放置していることが一番良くありません。出来る限りの工夫をこなし、なるべく早めに解消させましょう。さらに、便秘が原因で肌荒れを引き起こすこともあります。ニキビがなかなか治らないと思ったら、実は便秘が原因かもしれません。このような場合、ニキビに対してのみ対処をしても意味がありません。腸内環境を整え、便秘を解消させることは身体のあらゆる健康を守る秘訣でもあるのです。

<下剤依存症も良くありません>
酷い便秘だからとりあえず下剤を飲んでおけば大丈夫だろうと安堵している人は注意してください。病院で処方された便秘薬も次第に効かなくなっていくことがあります。「薬だけに頼る」といった便秘解消方法は適切ではありません。どうしてもつらい時は薬に頼り、日頃から努力して酷い便秘を繰り返さない腸内環境にしていくことが最も望ましい形です。特に市販の下剤に頼ることはおすすめしません。市販の下剤は腹痛を伴いやすく、ストレスにもなります。ストレスで便秘になってしまう可能性もあるのに、さらなるストレスを重ねてしまっていては逆効果です。また、市販薬も徐々に効かなくなっていき、量が増えていくことがあります。とりあえず薬に頼るという発想をしないことが健全です。

■便秘のまとめ

腸と心と体は大きく結びついています。ちょっとしたストレスで腸は鈍くなることもありますし、腸内環境が悪化すると肌荒れなど身体の外部へと症状を発することもあります。バランスの悪い食生活、不規則なライフスタイル、暴飲暴食、ストレスの多い環境に身体をさらすなど、日々の生活が腸内環境へ影響を与える可能性も考えられます。健康を損なってしまうと取り返しのつかない事態にもなりかねません。たかが便秘、されど便秘です。尚、毎日排便がなくても、2~3日に1回排便があればよいとされています。しかし、それ以上続くようであれば便秘と考えるべきです。そして、それを決して放置しないことです。便秘によって様々な病気を引き起こすこともあり、最悪の場合は死に至るケースもあります。体操やツボマッサージ、料理のレシピを工夫するなどできることから始めてみましょう。そして、ゆっくりと入浴をする、楽しくウォーキングをするなどでリラックスとストレス発散を心がけ、心身共に健康的な生活を送っていきましょう。吐き気や頭痛を伴うほどの酷い便秘や、腹部の膨満感が強い場合は速やかに医師に相談しておきましょう。自分の身体の健康状態を一番よく知っているのは自分自身であることを忘れないでください。